2011年6月28日火曜日

カレンダーの収集にご協力ありがとうございました。

新聞投稿を読んで始めたカレンダーの収集活動。
私どもの呼びかけに、大変多くの方からご協力をいただきました。
現在、それらを整理中です。
改めて利用先のニードを確認し、発送を行う予定です。
発送が終わりましたら、最終報告をいたします。
善意のご支援を頂いた方たちに、心より感謝いたします。
カレンダーの収集は一旦終了とさせていただきますが、
被災地のニードは日々、大きく変化をしていきます。
また、場所ごとのニードにも大きな格差が出てきます。
未だにガスや水道の無いままでの避難生活を強いられている所もあると報道されています。
私たちASVNは今後も自分たちの出来る範囲で被災者の方たちへ支援を続けていきます。


今後も是非、ブログをご覧いただき、サポートをしていただければ幸いです。


ありがとうございました。
                           ASVN

2011年6月15日水曜日

小島委員のKSVNボランティアバス(かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業)参加リポート

サポートセンター小島委員が、宮城県東松島市でのボランティア活動に参加してきました。
その体験談のリポートです。
ここにはかかれていませんが、「疲れた」と言っておられたとのことです。
ご苦労様でした
 

5月24日、25日に神奈川災害ボランティアネットワーク(KSVN)が募集した夜行日帰りの被災地支援ボランティアの5便で宮城県東松島市での支援活動に行ってきました。


 参加者は60人、バス2台で24日の夜9時に横浜を出発、25日午前9時に東松島市災害ボランティア
センター本部に到着しました。すでに多くのボランティアが受付に並んでおり、私たちも手続きした後、歩いて20分ほどの活動場所(貸家住宅)に向いました。


 本部の付近には未入居ですが架設住宅が数多くできていました。

活動場所は、自衛隊機も水没した航空自衛隊松島基地に隣接し、海岸から約2㎞入った所にあります。この辺りは全壊の家屋はないようでしたが、シャッターや窓が壊れた建物は多く見受けられました。そして建物の壁の高さ2m程の位置に津波の跡が残っており、また、付近一帯の樹木は、どれも茶色く立ち枯れていました。


 私たちは、依頼主である家主さんのあいさつ、責任者から指示を受けた後、貸家住宅の掃き清掃と雑巾がけ、津波で堆積した泥の片付け作業を開始しました。スコップを使って 泥をかきあげ、土のう袋に入れ、一輪車を使って道路部分への運び出しなどの作業を分担して行いました。貸家住宅の床下をはがしてみると、津波で押し寄せた泥が基礎の換気口から侵入し、 床下いっぱいに泥が堆積していました。

 防塵マスク、ゴーグルをつけて暑い日中の5時間、大汗をかいての大変しんどい作業でしたが、参加者の半数を占める女性陣はわき目も振らず、黙々と作業をし、心底ビックリさせられました。
作業を終えて、依頼主からお話しでは「まさか津波が来るとは思わず、すぐに逃げなかったが、「津波だ!」「津波だ!」と 叫ぶ声に必死で逃げた。」「航空自衛隊松島基地をはじめ、付近一帯が津波で水没した。」 「家族を捜して、数日間、避難所を探し回った。」「津波でシャッターが壊れたすぐ近くのマーケットは盗難があった。」「近くのゴルフ練習場のネットには津波で多数の死体がはり付いていた。」とのことでした。


 帰路は、午後3時半過ぎに現地を出発し、予定時間(午後11時)より早い午後9時半ごろ、横浜駅に到着、解散となりました。

往復の高速道路では、各県の警察車両や自衛隊車両が列をなして走行していました。 
 今回、夜行日帰りということで時間的制約から、海岸付近の被災状況は見学できなかったのが心残りでした。7月始めには岩手県大船渡市に2泊3日(現地1泊)の支援活動に行く予定でおります。

※ 大和市が被災地支援ボランティアを募集しています。7月・8月・9月に各4回、いずれも金の夜出発で日の早朝解散という日程で、行きも帰りも車中泊です。(参加費無料・食費、飲物各自持参)7月分は、6月20日から先着順で市民以外も受け付けるとのことです(詳細は、大和市のホームページ)

                                                                                                                
小島 正

2011年6月12日日曜日

福島県双葉町よりの礼状

ASVN松本会員の活動に対して、双葉町より感謝のメッセージを受け取りました。
継続的な支援活動、ご苦労様です。 


3,4,5月の3度避難先の双葉町を訪れました。双葉町7千人の住民は震災のあった翌日原発爆発により着の身着のまま緊急避難をしています。最初の3月12日は福島県内の川俣町に避難、次に同月19日に埼玉県さいたまアリーナに避難、同月30~31日に同県加須市の廃校になった騎西高校に3度目の避難をしている。
3月は兄とアリーナに見舞い、4月は保坂氏の車で救援物資を運び、5月はかみさんと訪問した。いつも面会してくれる総務課長高野泉君は双葉中48年前の私の教え子なんです。
このような経緯で多忙な町から礼状を頂き恐縮しています。
早速、高野総務課長には礼状に対するこちらからの御礼と俳句7句を栞に書いて文書にて郵送しました。
そのうちの1句...「夏校舎 命あふるる 町ひとつ 」...貞風 。

なお、今月20日には、別件で再訪問をする予定です。
町の人口は7千人、内加須市に1千人超、次いで福島県猪苗代町に700人超、その他約 5,200人は全国に散っている。                                                   松本貞






2011年6月8日水曜日

ASVN情報より「日赤、生活家電六点セット寄贈」が活かされる

ASVNは、県ネットの会合で「日赤、生活家電六点セット寄贈」の取り入れに向け、県当局が動いていることを知りました。
おりしも開会された町議会の一般質問において、この制度への町当局の取り組み状況を確認することが出来ました。
質問を受けた時点では承知していなかった町当局は、即日県当局への照会を行い、6月8日現在該当する被災者全員へ確認をした結果として1家族の申請を取り次ぎました。
更に県の施策としてエアコン・掃除機の寄贈が行われることがわかり、2家族の希望を取り次ぎました。

ボランティア団体と行政当局の“協働”が機能した好事例と思います。

復興へのカウントダウン、カレンダーを被災地へ送ろう

現地入りをした息子さんの感想を、そのお母さんが新聞投稿していました。
「仮設などへ移ると孤立する傾向となり、日々の流れが分かりにくくなってしまう。
カレンダーを求めている」と……。


ASVNは早速今年のカレンダー集めを開始しました。

本日第一便としてカレンダー122本をいわて生活協同組合本部へ、町行政推進課の協力を得て発送しました。
(半原/しんわ薬局さん、厚木市下荻野/さくらんぼ薬局さん他多数の方から応援をいただきました)


6月末に第二便を発送する予定です。

町サポートセンターと社会福祉協議会が受付窓口の協力をしていただいています。
たとえ一本でも結構です。是非ご提供をお願いいたします。

ASVN 第一回総会開催

ASVN 第一回総会が平成23年6月4日に愛川町文化会館、和室にて開催されました。

ASVNは平成21年5月23日、3名の会員で設立されました。
それ以降、行政(特に消防本部防災担当班)、社会福祉協議会との関係強化、対外的には
近隣市のネットワークとの「顔の見える関係」造りなどに努めると共に
神奈川災害ボランティアネットワークへの正式加盟をするなど「ネットワーク作り」を推進してきました。
0311東日本大震災の発生による義援金募集、支援物資の受付から発送までの業務などを通じ、
行政との関係が強化されると共に、活動に賛同し会員登録をするメンバーも一気に増加、
今回の総会開催にまでこぎつけることが出来ました。正規会員も9名となり、それぞれの役割分担も決め、体制の強化が図られました。

災害ボランティアに関心ある方の新規加入を歓迎します。

今後30年間に発生する確率は、東海地震で87%と言われますが、
その他に東南海地震、南海地震、これらの連動型地震、さらには県内に最大の被害をもたらすと予想される南関東地震(大正関東地震の再来型)及びこれと神縄・国府津-松田断層帯が連動した地震など
多くの危険が迫っています。
(東日本大震災により太平洋側の地盤が大きく変化をしました。そのため更に大地震の発生確率が高くなっているのではないでしょうか)
これらの危険から身を守るためには、日頃から防災・減災への強い関心と訓練による対応力を身に着けることが極めて重要です。
一人ひとりが持っている能力を目覚めさせ、家族ぐるみ・町ぐるみの「防・減災の町」へ向け一緒に活動をしてください。
必ずしも体力を必要とするわけではありません。
高校生以上の方の新規加入をお待ちしています。