2014年1月28日火曜日

社協・消防本部共催「災害ボランティアコーディネーター養成講座・防災教室」をお手伝いしました。

 2014.01.25〜26に町福祉センターと愛川中原中学校を会場として、「災害ボランティアコーディネーター養成講座・防災教室」が催されました。

 座間災害ボランティアネットワークの濱田代表を講師に招いたワークショップ「「発災後の3:3:3」、厚木警察署員による「神奈川県警察の防災体制および東日本大震災における対応等について」といった外部からの知識・情報の吸収、また、図上訓練(HUG)、ボランティアセンターの設置運営訓練など体験型の諸講座が行われました。
なかでも、町関連の防災訓練として一番の進歩は、「中原中学校を会場とした避難所宿泊体験」が始めて取り入れられたことでしょう。
スタッフを含む総参加者(エントリー、実数は集計中)76名、宿泊体験者20名の多くの方から強い関心が寄せられました。
災害、特に地震災害は防げません。大切なことは、発災したときに、どれだけ被害を少なく出来るかです。日ごろより身の周りの安全に注意をし、いざと言うときの対応について準備をしておくことです。
今回の講座は、そのための体験的な準備感覚の会得に役立ったことでしょう。

 ASVNは、宿泊所における非常食マジックライス(アルハー米)を美味しくだべられるようおかずを作って提供しました。この日のメニューは「大豆の五目煮豆」と味噌汁でした。煮豆は水に浸しておいた大豆と牛蒡、人参、椎茸、蒟蒻をハイゼックスを使って炊きました。味噌汁は、液味噌に醤油せんべいを砕いてお椀に入れ熱湯を注ぐだけで出来上がりです。80食(この段階では日帰り参加者も居ます)の調理に、ASVN会員も冬の野外に汗を流し、「本当の被災地はこんな程度では無いんだよね」と……。
食事をされた参加者から「美味いよ」の感想をいただき「ホッと」して、疲れも消えました。

 今回参加された皆様がお住まいの地域においても、是非、地域住民の方へ参加を呼びかけ、例え規模は小さくても回数多く体験型の防災訓練を実施してください。
それが「自分の身は自分で守る」最初の一歩、そして最も大切なスタートです。
お声を掛けていただければ、ASVNは喜んでお手伝いをさせてもらいます。

                                                                 ( 石田 記 )