8日、座間社協が主催する市民向け災害ボランティア養成講座の初日が、秦 好子氏の「被災地から学ぶ~学びを座間に活かす」と題した講話でした。座間ネット代表の濱田氏から「暇なら出て来いよ」のメールで時間ぎりぎりに会場へ。外部からの聴講は自分ひとりのみ。
秦 好子氏 紹介 (ご本人の名刺より)
環境・防災系コンサルタント、被災地の子供を支援する神奈川市民の会事務局長
所属学会・団体など
社会貢献学会理事、災害情報学会、主婦連合会住宅部会、JFFW(ジャパン・ファイヤ・ファイテングウイミンズ クラブ)、気仙沼子育て支援 その他多数
秦氏は、女性消防官第一号として横浜消防に入り、その後広報課長や総務課長などの管理職を;歴任、東京電力で災害防災担当者として活躍。現在、全国各地での講演や自らの支援活動など、八面六臂の活動をされています。
講話の要旨~自分が現地で目にしたことから、また、女性目線から~
・活発化している地震・・震度6弱の地震
1923年9月1日関東大震災~1990年代まで__17回
2000年代________________27回
2010年代________________11回
・地震発生⇒家屋の倒壊・下敷き⇒火災発生・焼死
↑
消防など~救助のトリアージ~救助して生き残れる可能性の高い被災者から救助
・家屋倒壊すると~生き残れればサラリーマンは給与が入るが
自営業などは収入の一切を失う
・東日本大震災の関連死~平成26年9月30日現在
20歳以下_______ 6人
21~65歳以下_ 341人
65歳以上________ 2,841人
なぜ高齢者に多い・・・・自宅の環境と大きく変化する避難所環境
医療設備を求めて重なる移動
・避難所において女性は全てにおいて弱い(役割分担、排泄その他全てにおいて)
全てを通じて秦氏が訴えていること
※助けられる人にならないために耐震工事の実施
※隣近所、顔の見える関係作り
※食料のローリングストック
※お薬手帳など自分独自の必要品を備蓄
※助け助けられる関係の確保
そう!避難所へ行かないですむための備えをすることです
⇒ASVNが訴え続けていることそのものでした。
50歳まで生きた男性は、その先80.5歳まで生きます。
女性は、その先87.7歳まで生きます。
これは“平均”ですから、半分の人はもっと生きます。
そうです、関東大震災級の地震に遭うことが十分予想されます。
そのとき、高齢になったあなたは逃げ切れますか?